【vgc2022】ルナグラIF

アローラ!ガーベラです!

今回は2月の予選から使い続けてきたルナグラ構築について紹介していきます。構築名のIはガオガエン(Incineroar)、Fはカプ・レヒレ(Tapu Fini)ですね。

最後の予選ではボロボロに負けてしまい、結局PJCS2022の権利を得ることはできませんでしたが、これまでの予選では1849,1838,1856に到達することはできましたし、現環境でもしっかりとサイクル戦をすることのできる構築になっていると思います。

 

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【構築経緯】

グラードン

まずは軸とする伝説ポケモンの選択についてです。多種多様な相手とのマッチを想定する必要のあるインターネット予選で使うことを考えると、軸とする1体は環境のメタではなく純粋なパワーと汎用性のあるポケモンを選びたいところです。

そこで、まずは高火力の範囲打点を持ち、ダイマックスを切っても切らなくても強力なグラードンカイオーガ、白バドレックスの3体を候補に上げました。これらのうち、HP管理の難しいカイオーガトリックルーム無しで戦いにくい白バドレックスと比べて、グラードンが特に安定して強いと考え、軸はグラードンに決定しました。

 

②ガエンレヒレ

次にグラードンの取り巻きについてです。まず、ザシアンや白バドレックスに対しての威嚇や、エルフーンやオーロンゲなどの悪戯心への耐性のある悪タイプ、優秀な交代技である捨て台詞など全ての要素が強い最強ポケモンガオガエンは外せません。

次に採用されたのはカプ・レヒレです。このポケモンは特性で構築全体に状態異常耐性をつけられるのでグラードンを火傷から守ったり、ラムやゴーグルなどの弱いアイテムを持たずに眠り粉やキノコの胞子を防げる他、厄介なトリトドンブラッキーなどの欠伸の対策もでき、多くの相手に対してかなり立ち回りやすくなります。また、威嚇を受けてパワーダウンしがちなグラードンの火力を自然の怒りによる削りで補えたり、凍える風や癒しの波動によるサポートができたりとあらゆる要素がグラードンと良く噛み合っていると考えました。

グラガエンレヒレの並びはVGC2019のウルトラ・シリーズで長い間使っていたこともあり、その噛み合いの良さと扱いやすさには絶対的な信頼がありました。

 

ルナアーラ 

次に考えるのは2体目の伝説ポケモンの枠です。

グラードンと組むことの多い伝説ポケモンと言うとザシアンが多いと思います。しかし物理主体のグラードンとザシアンをメイン火力とすると、どうしてもガオガエンランドロスによる威嚇サイクルによって火力が出しにくく、またグラザシ+ガエンレヒレで選出するとグラードン以外にダイマックスを切れなくなってしまうという問題がありました。

そこでイベルタルや黒バドレックス、ソルガレオなど様々な伝説ポケモンを試していく中で、この枠に求める要素が次第に固まってきました。それが以下になります。

  • ザシアンを半分以上削ることができる
  • ザシアン、カイオーガ、レジエレキ等の高火力ポケモンに即死させられにくい
  • (できれば)素早さ操作ができる

これらの条件をできるだけ満たすポケモンを探したところ、見つけたのがパルキア、レシラム、そしてルナアーラでした。これらのポケモンはそれぞれの専用技による削り性能も高く、パルキア以外はカプ・レヒレとの相性も悪くありません。レシラムは今作では追い風を使えないため素早さ操作ができないもののガオガエンやオーロンゲを触ることができ、ルナアーラは悪タイプやノーマルタイプを触れないもののトリックルームによるS操作や、ワイドガードによるグラードンカイオーガ、白バドレックスへの優位性を持ちます。

ここから色々と試していく中でルナアーラの、ファントムガードに癒しの波動等を織り交ぜた時のダイマックスを枯らす性能の高さと、ダイマックスを枯らした後のワイドガードによる圧倒的な詰め力の高さに気が付きました。これらの点から、力押しで崩されにくい安定したサイクル重視の後発ダイマックス構築を作れるのではないかと考え、ルナアーラを採用することにしました。

 

 

④補完の2体

続いて残りの2体なのですが、これはかなり悩みました。

初期案は、なんとなくカイオーガグラードンに強そうなフシギバナガオガエンの処理スピードの早くトリルプランの強化にもなる命の珠寂しがりツンデツンデを採用した形でした。

このツンデツンデは、WCS2019のルナアーラ月食ネクロズマ入りの構築を参考にする中で、トリルルナアーラ(月食ネクロズマ)+岩Zツンデツンデガオガエンの早期処理しつつビーストブーストをかけて通していく動きが特に強力だと感じたので、そこから着想を得ました。

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この並びでの課題として挙げられたのは、まずイベルタル入りや黒バドレックス、化身ボルトロス入りの構築が異常に重いことでした。また、フシギバナは選出する場合にダイマックスを切らないと微妙な点に扱いにくさを感じました。そこで、フシギバナをはじめ化身ボルトロスリザードンなどのダイマックスを前提としてガンガン攻め切るようなポケモンは入れずに、状況に応じてダイマックスさせるポケモンを柔軟に決めながら戦いやすくするべきだと考えました。

これらを踏まえて、フシギバナの枠をエレキネット+シャドーレイなどで黒バドレックスを処理する動きを取れ、カイオーガに対して強力な圧力となるレジエレキに変更し、下のような形になりました。

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私は2月の予選直前までこの並びで使用しており、実際に予選でもこのまま使用するつもりでいました。しかしながら、ツンデツンデは確かにイベルタルや化身ボルトロスに対する圧力はあるものの、一緒に組まれることの多いザシアンやランドロスに簡単に倒されてしまいますし、このポケモンに攻撃させるのもトリックルームさせるのも無理があるのではないかと思い始めました。

ということで、ツンデツンデの枠を見直します。まずこの枠に要求する条件として、ガオガエンを素早く処理できること(できれば威嚇込みで倒したい)、この並びでの課題である対ボルトランドや対イベルタルで強く戦えることの2点を考えました。やや無茶な要求にも思われましたが、無事これらの要求を満たすポケモンを見つけることができました。ブリザポスです。(構築の見た目がお洒落になるのもgood)

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この並びをINC Februaryでは使用し最高1849まで上げることができたのですが、1880超えという前代未聞のボーダーに到達することは叶いませんでした。この大会を通して、いくつか課題も見つかりました。

まず、ブリザポスを出す相手(主にイベルタルや黒バドレックス)に対してルナアーラを選出しないという点です。これの何がまずいのかと言うと、ルナアーラを選出しない場合トリックルームをできないのでブリザポスをそのまま動かさなければならず、裏にザシアンが控えているなどするとダイマックスを切りにくい場面や、縛られている状況下でも強引に動かしたり守る択を通す必要のある場面が非常に発生しやすくどうしても不安定になってしまうのです。また構築全体で黒バドレックスへの耐性がほとんどなく、黒バドレックス+ザシアンの構築に対して依然不利なままほとんど改善できていませんでした。

これらを解決するために、おそらくポリゴン2を組み込む必要がありそうだというのは早期にわかっていました。しかしレジエレキもブリザポスも抜きにくくここからの改良はかなり難航しました。レジエレキを抜くのはカイオーガなどに対して出せるポケモンが極端に少なくなってしまう他純粋に高速アタッカーがいなくなることへの不安がありましたし、ブリザポスを抜いてしまうとガオガエンの処理能力に疑問が残ってしまいます。

結果的には、ガオガエンの処理能力は落ちるもののブリザポスを外し、やや攻撃的なポリゴン2を採用する方が対応可能な範囲は広くできるだろうと判断しました。ルナアーラにメテオビームを持たせることで解決できるかとも思いましたが、私自身ルナアーラのメテオビームという技に対してかなり懐疑的であることもあり採用には至らず、カプ・レヒレの自然の怒りや黒い霧を積極的に使いながらグラードンで処理する形で誤魔化していくことにしました。

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この並びはINC April(Marchは不参加)で使用し、メイン最高最終1856、サブ最高1838まで上げることができました。5月の予選でも同じものを使用し、結果爆死してしまったのですが、それについての分析・反省は個別解説の後に書きます。

 

【個別解説】

グラードン

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HB:A244ザシアンのランク±0巨獣斬を確定2耐え
HD:ダイマックス時にC222カイオーガの雨下神秘の雫ダイストリーム(150)を確定耐え
S:ランク-1最速100族抜き

 

まず、グラードンを使う上で決めていたことが2点あります。1点は主に対カイオーガでサイクル可能な耐久を持たせること、もう1点はじだんだを採用することです。

1点目の対カイオーガでのサイクルとはどういうことかと言いますと、カイオーガに対してグラードンを出しながら隣のポケモンを水技から守り、攻撃を通したり展開したりする動きを取れるようにするということです。今作のグラードンゲンシカイキができず水技を完全に防ぐことができませんが、突撃チョッキを持たせることで晴れ下しおふきを2発耐えられる程度の耐久は確保できました。突撃チョッキの採用により、2点目のじだんだも自然に入れることができます。

ではその2点目のじだんだの採用理由についてです。私は2019のウルトラ・シリーズではずっと特殊型のゲンシグラードンを使っていたのですが、それと比べて物理型のグラードンは「グラードンが断崖の剣をしないと攻撃できない状態」が多くこの部分が非常に弱いと感じていました。また、このルールでも特に処理するタイミングの重要な相手であるガオガエンやザシアンを命中安定技で触ることができないのも問題です。これらの点から、じだんだを採用しないグラードンを使うことは私には考えられませんでしたし、実際に断崖の剣を打たずにじだんだで十分な場面は多く、余計な負け筋を考慮することなくプレイすることができます。ただし、じだんだで足りているのか断崖の剣を打たなければならないのかの見極めは難しく、毎回しっかりと考えて技選択をする必要があります。

余談になりますが、対カイオーガでの詰めに関して、急所はD上昇は無視できても晴れは無視できませんから、ダイアースを十分に積んだ後であっても間に合う場合は交代するなどしてできるだけケアして立ち回るようにしましょう。

 

〈技構成〉

・断崖の剣

メインの範囲打点兼ダイアース媒体です。

・じだんだ

詳細は上述のため省略。

・炎のパンチ

ダイバーン媒体となる他、ザシアンとゴリランダーのどちらにも通せるので交代ケアという点でも使いどころの多い技です。

・岩雪崩

岩石封じやストーンエッジととても悩んだのですが、雑に打ちやすい岩雪崩を採用しました。この技についてはもっと明確な意図を見つけられれば改良の余地があると思います。

 

 

ルナアーラ

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HB:A167ボルトロス(化身)の命の珠ダイアーク(130)をファントムガード込みで確定耐え
C:H199-D136ザシアンをシャドーレイで91.4%で2発
S:ランク-1最速黒バドレックス抜き

 

今時珍しいメテオビームを採用していないルナアーラです。

メテオビームを採用しなかったのは、サイクル指向の強い本構築ではCランク上昇の恩恵も受けにくいと感じたのと、そもそもパワフルハーブという持ち物が非常に弱いという点からです。確かにガオガエンの処理ルートを持てるのは優秀ですが、1発限りな上に持ち物を消費してまで採用する旨みは感じませんでした。また、ルナアーラがそもそも火力が足りておらず呪いの御札を持たなければH振りザシアンを半分削ることができない他、H振り白バドレックスをダイホロウでも倒せません(御札シャドーレイもちょうど確定耐えされる)。これはさすがに困るので呪いの御札を持たざるを得ないな、という感じでした。

ルナアーラにしてはかなり素早さの高い個体を使用していますが、これはカイオーガ+黒バドレックスなどに対してのエレキネット+シャドーレイや、ザシアンに凍える風を入れてシャドーレイを上から撃ち込めるようにする動きを取れるようにする為です。

ルナアーラは、相手に応じて通りの良いシャドーレイで削りを入れていくかトリックルームを展開するかを選ぶことができ、初手性能の非常に高いポケモンです。

 

〈技構成〉

シャドーレイ

メインウェポン。ザシアンを初めとした多くの高耐久ポケモンを半分程度削ることのできる優秀な技です。ディアルガパルキアなど、特性プレッシャーのポケモンに撃つことも多いのでPPの管理には気をつける必要があります。

ワイドガード

ダイマックスが切れたり他のポケモンに切った時のカイオーガグラードン、白黒バドレックスに対して非常に強力な技です。特にカイオーガはこちらのグラードンに対して最後に天候取って潮吹きや根源の波動を通せる場面を作って勝ちというプランを取ってくることが非常に多く、また熱湯持ちの個体も少ない為、こちらはルナアーラを残しておけば勝ちという試合は少なくありません。 

トリックルーム

高耐久により安定して展開できる強力な素早さ操作です。

・守る

トリックルームワイドガードをするターンを慎重に管理する必要があるため、必須です。守る→ワイドガードは成功しますがワイドガード→守るは失敗するので忘れないようにしましょう。

 

 

ガオガエン

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HB:A222ザシアンのランク+1聖なる剣を確定耐え
S:最遅ネクロズマ抜かれ

 

守るを持たせたガオガエンです。素早さは相手のガオガエンの捨て台詞の下から捨て台詞をしたかったのでVGC2019ではよく見かけた程よい遅さの72に調整しました(予選ではどちらのネクロズマにもマッチングしませんでしたが)。

シュカの実は主にディアルガパルキアに対して初手に出して捨て台詞を入れるために持たせました。余談ですが、予選で1度ディアルガにダイロック(元技パワージェム)で倒され、少し感動しました。その他このポケモンについて解説する必要は特にないかと思います。

 

〈技構成〉

フレアドライブ

このガオガエンは火力には全く割いていませんが、それでも晴れフレアドライブでザシアンを一撃で倒すだけの火力はあります。

猫騙

ねこだましです。ごくごく稀にダイアタック媒体として使用します。

・捨て台詞

最強の交代技です。味方のカプ・レヒレには打っても大丈夫です。

・守る

この技があることで、カイオーガや白バドレックスに対して格段に立ち回りやすくなります。

 

カプ・レヒレ

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H:偶数
HB:A194ゴリランダーのGT種グラススライダーを確定耐え、A167ボルトロスのダイサンダー(130)を確定耐え
S:自分のグラードン+1

 

本構築を本構築たらしめているポケモンです。自然の怒り+断崖の剣(ダイアース)や黒い霧+断崖の剣(ダイアース)のような動きをする為と、相手のポケモンと自分のグラードンとの素早さ関係把握の為、自分のグラードンより1だけ高い素早さに調整しています。グラードンルナアーラも相手のポケモンを半分程度雑に削る性能は高いので、基本的には自然の怒りと攻撃技1回を当てる、または攻撃技を2回当てることで相手のポケモンを倒すというような感覚でプレイできます。

次に持ち物について、このカプ・レヒレは食べ残しを持って瞑想を積み居座るようなものと異なり、確定数をずらして2発で倒れる攻撃を3発必要にし行動回数を稼ぐことの方が重要に感じたのでオボンの実を持たせました。

 

〈技構成〉

・自然の怒り

(当たれば)あらゆるポケモンを半分削ることのできる最強技です。ダイマックスポケモンを最大HPの1/4しか削れないというデメリット(?)がありますが、例えばカプ・レヒレで相手のダイマックスカイオーガのHPを1/4削ることができれば、あとはグラードンのダイアース2発で倒せますし、ここをデメリットと感じることはあまりありません。むしろダイマックスポケモンを問答無用で1/4削ることができるので当然強いのです。

・凍える風

中速のグラードンルナアーラを軸とする本構築では優秀な素早さ操作技であり、ランドロスへの打点を兼ねます。凍える風の素早さ操作により、相手の攻撃よりも早く安全に癒しの波動や黒い霧をすることができます。

・癒しの波動

この技こそ高火力な撃ち合いの環境でサイクル戦することを可能とする技で、凍える風などと合わせて安全に回復することを意識して使用します。この技があることで、後発ダイマックス用にHPを温存しておきたいポケモンであってもサイクル内である程度雑に削らせることができ、後発ダイマックスの欠点でもあるダイマックス技アタッカーがダイマックスするまでに摩耗してしまう点をカバーできています。

・黒い霧

主に弱点保険や積み技をしてくる相手や、ダイスチル・ダイアースを積んで詰ませてくる相手、対威嚇サイクルなどのデバフをかけてくる相手などに用います。自然な形でゼルネアスへの対策にもなります。他にも、ザシアンが出てくる時に黒い霧をしてAランク上昇を打ち消したりと応用次第で様々な使い方ができます。

 

ポリゴン2

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HB:A222ザシアンの+1インファイトを確定耐え
HD:C222カイオーガの雨ダイストリーム(150)を確定耐え

 

やや火力の高めなポリゴン2です。構築経緯から、このポケモンにもダイマックスを切ることを考えていたので、最低限の行動保証を得られる程度の耐久を持たせ、残りは火力に回しました。攻撃力を持たせたことで、相手が挑発などでトリックルームを防いでくるところに攻撃し、アドバンテージを取る動きもしやすかったです(主に対黒バドレックス)。攻撃技を3つ持たせたことで自己再生を入れていませんが、カプ・レヒレの癒しの波動で回復できるので問題ありません。

特性について、対グラードン(黒バドレックスやイベルタルと組むものには選出する)などで特攻が上がる旨みが大きいかなと判断してダウンロードにしました。しかし、特攻が上がらなかった場合にはシャドーボールの黒バドレックスへのダメージがギリギリ足りない為、黒バドレックスに対しての初手シャドーボールを強化するためにアナライズにしてもよかったかもしれません。

 

〈技構成〉

・トライアタック

ガオガエンに触ることのできる技です。この構築はガオガエンへの攻撃手段が少ないので積極的に削りたいです。またダイアタックからルナアーラグラードンを展開していく動きも強力です。

・冷凍ビーム

ボルトランドやゴリランダー、グラードンなどに撃つ技です。

シャドーボール

黒バドレックスなどに対して撃つ他、ダイホロウとして使いグラードンを補助する動きをすることもあります。この技を撃つ相手(主に黒バドレックス)には、ガオガエンを技を受けに出すことが多いのでイカサマよりもこちらの方が火力が安定しています。

トリックルーム

安定した素早さ操作です。対黒バドレックスや対イベルタルなど、ルナアーラの出せない試合での展開に使います。

 

レジエレキ

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S:最速

 

何の変哲もないCSタスキレジエレキです。このポケモンにももちろんダイマックスを切る事はありますが、それほど積極的にダイマックスを切るつもりもないので命の珠や磁石などではなく、カイオーガ+トルネロスなどに対して安定して行動できる気合いのタスキを持たせました。

気合いのタスキを持つ以上、レジエレキの耐久では特に耐久調整の必要はないのでCSに振り切りました。最速である理由は雨下のガマゲロゲやルンパッパの上を取るためです(キングドラも控えめなら抜けます)。

 

〈技構成〉

・エレキネット

相手全体を大きく削りながら素早さ操作をする最強技です。グラードンルナアーラカプ・レヒレの凍える風による素早さ操作をベースに素早さを調整しているので扱いやすいです。

・10万ボルト

火力の出せる技です。カイオーガに撃つ他、ガオガエンやザシアンも半分程度削ることができます。

ボルトチェンジ

高い火力を出しつつ交代する技です。この構築ではこのポケモンだけ極端に耐久が低いので、被弾する前にこの技で入れ替えながらうまく立ち回りましょう。

・守る

猫騙しを防いだり、トリックルームや追い風のターンを凌いで、攻撃できるタイミングを作るために必須です。

 

【選出例】

これらはあくまで例であり、実際には相手の細かな並びに応じて柔軟に決めることになるので参考程度に。様々な出し方ができる点はこの構築の強みです。

 

カイオーガ+ザシアン構築

先発:ルナアーラ+カプ・レヒレ

後発:ガオガエン+グラードン

相手の構築に合わせてガオガエンではなくレジエレキを出したりグラードンを初手に置いたりします。基本的にはトリックルームか凍える風からグラードンでダイアースをしていくプランを取ります。ダイマックスを切り合った後も相手のカイオーガが残っている場合はルナアーラを残してワイドガードさせましょう。

 

グラードン+ザシアン構築

先発:ルナアーラ+ガオガエン

後発:グラードン+カプ・レヒレ

リザードンが出てきた場合には、捨て台詞などからグラードンを出してリザードンを倒しながらトリックルームを貼っていきます。リザードンダイマックスを切ってしまえば相手のグラードンワイドガードで抑え込めるので怖くありません。リザードンが出てこなかった場合には、ガエンレヒレを用いたサイクル戦にもつれ込みますが、この場合は自然の怒りや癒しの波動を用いてとても有利に立ち回れます。

 

・白馬バドレックス+パルキア構築

先発:ルナアーラ+ガオガエン

後発:グラードン+カプ・レヒレ

ガエンレヒレルナアーラが非常に良く刺さっており、有利マッチです。カプ・レヒレでドラゴン技とモロバレルのキノコの胞子への耐性をつけつつ、最終的にはルナアーラを通したいです。

 

・黒馬バドレックス+ザシアン構築

先発:グラードン+ポリゴン2

後発:ガオガエン+カプ・レヒレ

相手に化身ボルトロスがいるかどうかで初手にガオガエンを置くかグラードンを置くか変わりますが、基本的にはトリックルーム下でグラードンを通すことを目標にします。また、ギガスドガスに対しては先発のガオガエン+ポリゴン2と後発のカプ・レヒレで完全に対応することができます。

 

イベルタル+ザシアン構築

先発:ガオガエン+ポリゴン2

後発:カプ・レヒレ+グラードン

初手にイベルタルが出てきた場合、ポリゴン2カプ・レヒレに引きながらガオガエンの捨て台詞をイベルタルに打ち込み、そこからのトリックルーム展開を狙います。

 

【反省】

ここからは主に5月の予選で勝てなかった原因について考えていきます。ざっくりと言ってしまえばこちらから攻め落とす手段が少ないということでしょう。

具体的にどういうことかと言いますと、これはブリザポスをポリゴン2に変更した段階で生じてしまったのですが、相手のガオガエンやオーロンゲといったサイクルパーツを倒す手段が少ないのです。今回この記事を書く中で過去の様々な構築記事に目を通しているのですが、どの構築もサイクル戦の中から相手のサイクルパーツを破壊し、通していける駒が用意されています(ルナアーラ構築では、多くの場合ツンデツンデ)。ここの破壊力がないことで、相手に押し付けられる消耗が少なくなり、押し切れない試合がやや多かったのではないかと思います。

実際に5月の予選では、それまでの予選とは異なりサイクル寄りの動きをしてくるプレイヤーがとても多くなっていたと思いますし、これを崩す手段が少ないという欠点が表に出てきてしまった形だと思います。また、最近は私もランクマッチや海外大会などもあましておらず、強いプレイヤーと戦う機会があまりなかったのでプレイ中の思考力が足りていなかったという面もあり、こればかりは練習不足すぎたと思います。これまでの予選の感触から楽観視してしまっていたのですが、これは本当に怠惰でした。

最後に、今後についてです。wcs2022の権利獲得はもうできなくなってしまいましたが、おそらく夏には対戦オフなども開催されると思いますし、それらに向けてのんびりとこのルールを遊んでいこうかと思います。この構築も最後の2枠の部分の最適解さえ見つけることができればぐんと完成度が上がると思うので、ぜひ参考にしていただければなと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

【参考文献】

主にルナツンデについて、こちらの記事を参考にさせていただきました。環境についての考え方などもとても参考になるものばかりなので是非とも読んでください!(勝手な宣伝)

【ポケモン WCS2019 世界大会優勝構築&対戦レポート】|ペンギン|note

WCS2019使用構築(世界21位)夢幻ルナレック - 永遠の安らぎ

【PJCS2019全国大会使用構築】ルナレックツンデ&反省点 - 雪解け道。